守備軍の制御

動作一覧

守備軍
状態 動作パターン スクリプト設定 説明
待機状態 停止 sn-task-ungrouped-soldiers = 0 守備軍は待機状態となり動かない。
散開 sn-task-ungrouped-soldiers = 1 守備軍は互いに離れようと動く。
定期集合 定期的にマップ中央に集合 sn-gather-defense-units = 1
sn-gather-idle-soldiers-at-center = 1
60秒に一回、待機状態の守備軍の1ユニットがマップ中央部分±6タイルの範囲に移動する(マップ中央が移動不可の場合は移動しない)。
定期的に自陣周辺に集合 sn-gather-defense-units = 1
sn-gather-idle-soldiers-at-center = 0
数十秒に一回、待機状態の守備軍の1ユニットが自陣内の特定の場所に移動する(建設中の建物の近くに集合することが多い)。
守備状態 視界内の敵を攻撃 特になし ユニットの視界内(自軍全体の視界ではない)の敵を攻撃する。敵が視界外に移動すると守備状態から待機状態に戻る。
攻撃されている場所を救援 sn-enemy-sighted-response-distance = 距離 ユニットから設定した反応距離内を攻撃された場合、その敵を攻撃に行く。
自陣の敵建物を攻撃 sn-maximum-town-size = 距離  
自陣を攻撃する敵軍を攻撃 sn-maximum-town-size = 距離  


停止

守備軍は停止して動かない。生産されたユニットは小屋の周りに溜まる。

小屋の周りにユニットが密集するため、攻撃を受けたとき守備軍が各個撃破される心配が少ない。 ただし、生産されたユニットが多くなってくると小屋の周りがユニットで混雑しすぎる場合がある。通常はこの設定にしておく。

散開

守備軍はそれぞれが距離を保つように散開する。ユニットは町の外側へ向かって広がるように散開する。


町の周辺に軍事ユニット広がるので敵の接近を早く察知することができる。また、ユニットが広がることで町の周辺の未探索エリアの探索にも使える。 ただし、軍事ユニットが固まっていないので各個撃破されやすい。sn-task-ungrouped-soldiersを0に戻してもユニットの散開がとまるだけでユニットが再集合するわけではない。
応用的な使用法として、小屋の周りに軍事ユニットが溜まった状態でタイマーを使い数秒間だけ散開モードにすることで、小屋付近の混雑を緩和することができる。

マップ中央に集合

60秒に一回、待機状態の守備軍の1ユニットがマップ中央部分±6タイルの範囲に移動する(マップ中央が移動不可の場合は移動しない)。

ゲームの種類がキングオブザヒル用の設定。通常のアラビアマップではマップ中央を制圧する場合に使用する。 60秒に1ユニットしか中央に送れないのでマップ中央に大軍を移動することはできないが、中央に陣取ることによって聖なる箱を取りに行く敵の聖職者などを倒すことができる。また中央に集合しているので攻撃時に敵陣までの着弾が早い。槍兵など弱いユニットは中央に移動中に狼に襲われて死ぬリスクもある。

定期的に町周辺に集合

数十秒に一回、待機状態の守備軍の1ユニットが町の周辺の特定の地点に集合する(どの地点になるかは不定だが建設中の建物付近になることが多い)。

軍全体を散開させたくはないが小屋のまわりにユニットが集中するのを避けたい場合に使用する。守備軍が敵を追いかけて守備軍の配置が乱れた場合に、町の近くに集合することによって守備軍の配置を整える効果もある。

視界内の敵を攻撃

待機中のユニットの視界内に敵か敵の建物が入った場合攻撃する。基本的な守備の動作でAIの設定によってこれを無効にすることはできない。ただし、外交姿勢一時的に同盟にすることで視界内の敵を攻撃しないようにすることはできる。

AIの動作のなかでは最も上手く動く攻撃の動作。単純に近くの敵を攻撃するのでAI特有の無意味な動作がない。

攻撃された場所を救援

"sn-enemy-sighted-response-distance"の距離内のユニットや建物を攻撃された場合に、救援にいく。

"sn-enemy-sighted-response-distance"を小さくすると、敵に攻撃されているのに他の場所の守備軍が待機したまま動かない状態となる。この値を大きくすることで攻撃されたときの待機中の守備軍の集まりがよくなる。ただし、救援モードの守備軍は救援場所までの移動中は自分自身が攻撃されても反撃できなくなる。そのためこの値を大きくしすぎると救援のための移動距離が長くなり守備軍が反撃できない時間が長くなるので乱戦時は注意が必要である。

自陣の敵建物を攻撃

自陣に建設された敵の建物を攻撃する。建設された建物が塔の場合、守備軍が少ない場合は町の人も攻撃に参加して破壊しようとする。

"sn-maximum-town-size"の値を調整することで守備軍の反応範囲をコントロールできる。"sn-maximum-town-size"を非常に大きくすることで、敵の町の中心が自陣内にあると認識させて守備軍によって敵陣を攻撃させることができる(通称タウンサイズアタック)。タウンサイズアタックは攻撃軍による攻撃と違いグループを組まずになだれ込むように攻撃にいくのが特徴。

自陣攻撃の敵軍を攻撃

自陣内を攻撃された場合、待機中のユニットが救援にいく。

"sn-enemy-sighted-response-distance"の設定とは違い守備軍と攻撃された地点との距離は関係なく、自陣内を攻撃された場合は全ての待機中の守備軍が救援にくる。