城主の内政拡大

ここではAIが即城主をして騎兵育成所を2つ建て軍は騎士のみ生産することを前提とした内政について説明します。

資源の使い方

城主の内政力を高め多くの資源を得るには資源を効率的よく使う必要があります。内政拡大のための使い方は3つあります。下の3つの点を改良することで、Kosmosでは19分即城主、騎士を生産しながら最短で35分55秒で町の人を100人まで増やすこと可能になりました。

1.町の中心を増設し、できるだけ早く町の人を増やす。
2.できるだけ内政テクノロジの研究を早くする。
3.効率をよくするために伐採所、採掘所、粉ひき所を増設する。

1.町の中心を増設し、できるだけ早く町の人を増やす。

AIは町の中心の建設を1人で行い建設完了までに時間がかかるので、建設できる資源が貯まったら無条件ですぐに建設するようにする必要があります。また、町の中心を2つ建設すると石が無くなるのでその前に石を掘っておく必要があります。タイミングは19分即城主で25分までに町の中心を1つ追加、30分過ぎまでに2つ目を追加できれば、40分前には町の人が100人になります。町の中心は全部で3つあれば、町の人を増やすには必要最低限ですが、4つ目を建設すれば町の人100人到達が少し早くなります。町の人が100人に到達した後でも、食料採集拠点・農民避難所として5つ目の町の中心を建設すれば万全です。町の中心が多ければ帝王の時代に攻撃され町の人が減ってもすぐに増やすこともできます。

増設する町の中心は、1つ目の町の中心の近くに建設した方が、畑を建設した人が町の中心の建設を手伝いに来る可能性が高いので町の中心が早く建ちます。距離は町の最大サイズを20程度にするといいと思います。ただし、町のサイズを小さくしすぎると建設スペースが無く資源が余っていても町の中心が建設されないことがあります。また、最初の町の中心近くに町の中心を増設することで、遠い畑も増設した町の中心に近くなり、畑の効率が少し上がります。

2.できるだけ内政テクノロジの研究を早くする。

内政テクノロジーの研究をたった数分早めるだけで内政力がかなり上がります。例えば、kosmos ver1.0 では即城主で「荷車」の研究が押せずに、35分の時点で町の人を止めて研究していました。そのためver1.0では帝王入りに平均50分かかっていました。しかし現在のバージョンでは町の人の生産を止めることなく30分には「荷車」を押せるようになったので、42〜43分で帝王inでき、且つ帝王in後の資源も格段に多くなりました。このように「荷車」の研究タイミングを5分早めるだけで内政力が格段に上がります。

内政テクノロジーは効果の高いものがら優先的に研究する必要があります。「手押し車」未研究の即城主で城主に進化中に、「両刃斧」と「引き具」の研究が完了しているとすると、城主の時代には「手押し車」→「金の採掘」→「のこぎり」→「馬鍬」→「荷車」→「金の掘削」という順で研究すると良いと思います。領主のテクノロジーの「手押し車」と「金の採掘」は城主入り後すぐに、「のこぎり」は騎士を数体生産した後(25分まで)に研究できれば問題ないと思います。

「馬鍬」はAIでは非常に効果の高い研究で「荷車」より優先した方がいいと思います。理由はAIは畑を同時に複数枚建設できず、また枯れた畑の再建設もしなければならないので、畑を一気に増やせないからです。つまり「畑を枯れにくくする」=「食料生産できる畑の枚数を減らさない」となり、結果的に食料収集農民の数を増やすことができるからです。また、AIの耕す人は、畑が枯れると人間のように畑を再建せずに、耕していた人は別の作業につき、違う町の人が畑を再建しに来ます。そのため畑が枯れるたびに町の人の移動が発生することになるので効率が悪くなります。馬鍬の研究をすることで「畑を枯れにくくする」=「町の人の無駄な移動を減らし内政効率の改善」ということにもなります。同様に「引き具」や「輪作」についてもAIでは効果が高いので、人間の場合より早めに研究した方がいいでしょう。

20分台後半までに「馬鍬」が押せて畑が順調に増やせれば、30分過ぎには「荷車」が押せます。「荷車」が押せると畑の食料収集が一気に加速し内政力が高まります。「荷車」の研究が5分遅れれば、帝王入りも5分遅れるくらい内政に影響します。また、早期に複数の町の中心と騎士が完璧に連続生産できてしまうと「荷車」が押せないので、ユニット生産を調整する必要があります。

3.効率をよくするために伐採所、採掘所、粉ひき所を増設する。

これは城主の時代に限りませんが、必要に応じて伐採所などを追加することで内政効率がかなり上がります。特に伐採所は森からの距離が1マス遠くなるごとにかなり木の収集速度が下がります。「のこぎり」を早く研究をして木を切るスピード+20%しても伐採所が遠いと、それ以上に効率を下げることになります。伐採所を早く追加することがかなり重要になります。伐採所は木に余裕があれば森と4マス離れたら追加、最低でも5マス離れたらすぐに追加したほうがいいでしょう。またAIでは町の中心を森の近くに建設するように指定できないので城主以降も伐採所を定期的に追加する必要があります。

採掘所は、伐採所のようにどんどん距離が離れることはありませんが、1つの金鉱に対して両側に2つの採掘所を建てることができないので、金を掘る人が増えると町の人が詰まったり迂回したりで効率が悪くなります。1つの金鉱に集中しないように金を掘る人の人数が増えたら採掘所を増設して、2箇所の金に分散させることで収集効率の低下を防げます。

粉ひき所の増設は食料収集力アップの効果があります。AIでは畑の同時作成ができないため、町の人の作業割合を変えて食料の保有資源を増やすのは難しく、木と金を増やすのは簡単です。食料が不足している場合、木が余っていてもすぐに畑にできないので町の中心から遠い畑の近くに粉ひき所を増設して間接的に食料収集効率をあげることができます。市場で木を売って食料を買うより、内政効率そのものをあげるので効果的です。粉ひき所の建設距離を10程度にすることで町の中心から畑3枚分の距離に粉ひき所を建設できます。kosmosでは粉ひき所を最大6個まで建設します。

最適な資源の収集

城主の資源収集の以下のポイントを押さえることで、内政効率が上がります。

1.資源を余らせない。
2.木と食料を中心に資源配分を設定し、金は必要最低限の量だけ収集する。
3.帝王進化のために余った木を売る。

1.資源を余らせない

収集した資源は使うことによって内政・軍事にプラスになります。逆に使わない資源をいくら集めても内政軍事にプラスにならず、町の人の労働力の無駄になります。城主初期の資源量が、木、食料、金が全て100くらいになるように資源を使っていけるといいと思います。その状態で食料や木が余ったらテクノロジの研究をするというようにできれば理想です。

2.木と食料を中心に資源配分を設定し、金は必要最低限の量だけ収集する。

城主の時代序盤に一番必要な資源は木と食料です。金は騎士の生産と鉄工所の研究にしか使わないので余らないように調整します。木と食料は、内政が完成するまでは町の人や内政テクノロジー研究と使い道が多く余ることはありません。そこで金堀りには最低限の町の人を割り当て、残りは全て木と食料に回します。

最低限必要な金は、騎兵育成所2つから騎士を連続生産する量で、30秒間に75G×2体=150Gを採掘していればよく、「金の採掘」研究済みの町の人が約12人で収集できる量です。町の人が増えても金を掘る人を12人以上増やさないようにする必要があります。つまり、町の人の人口が増えるごとに金を掘る人の割合を下げるように調整します。残りの町の人を全て木と食料に回すことで、内政テクノロジーの早期研究、町の中心の増設と複数の町の中心での町の人の連続生産ができるようになります。内政が完成するまでは基本的に金の保有量は常に100以下になっていれば最適で、内政が完成してから徐々に金が余りだして帝王に進化ボタンを押せるのが理想です。

3.帝王進化のために余った木を売る。

木と食料を中心に資源調整しているので内政が完成した時点で、木と食料が1000近くあり金が200〜300しかない場合もあります。内政が完成していても騎士を連続生産していると金が貯まらない場合もあるので、そのときは市場で木を売ると早く帝王へ進化できます。余った木を処理できて帝王で不足しがちな金を得ることができるので、木を売るのは問題ありません。逆に金が余った場合に進化のために食料を買うのは、帝王で金が貴重になるためかなり損です。そういう意味で、木と食料を中心に資源を収集していれば、帝王進化のために木を売るなどの調整がききます。